神奈川皮膚のできものと粉瘤クリニック古林形成外科横浜院

医療コラム

粉瘤は画像でどう見える?見た目の特徴やニキビとの違い、受診の目安を解説

粉瘤は画像でどう見える?

神奈川県横浜市の「神奈川皮膚のできものと粉瘤クリニック 古林形成外科横浜院」です。当院では、日帰り手術による粉瘤の治療を行っています。

皮膚の下にしこりを見つけて、「粉瘤かもしれない」「そのまま様子を見ても大丈夫なのだろうか」と不安に感じていませんか。

粉瘤は、皮膚の下にできる良性のできもので、顔や首、背中、おしりなどさまざまな部位に発生します。一方で、ニキビや脂肪腫、毛嚢炎など見た目が似ている疾患も多く、自己判断で見分けることは容易ではありません。

本記事では、粉瘤の画像で見られる特徴や症状、似ているできものとの違い、受診の目安や治療法についてわかりやすく解説します。

画像で見る粉瘤の特徴|見た目や症状を解説

粉瘤は、皮膚の下に袋状の構造ができ、その中に古い角質(ケラチン)などがたまることで生じる良性のできものです。医学的には「表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)」や「アテローム」と呼ばれます。

顔や首、耳の後ろ、背中、おしりなどにできやすく、初期には小さなしこりとして気付かれることが少なくありません。ここでは、粉瘤によく見られる見た目の特徴や症状について解説します。

皮膚の下にしこりができる

粉瘤の代表的な特徴は、皮膚の下にできるしこりです。

大きさは数ミリ程度の小さなものから数センチ以上になるものまでさまざまで、ゆっくりと大きくなることがあります。初期の段階では痛みやかゆみなどの症状がほとんどなく、偶然触れて気付くケースも少なくありません。

見た目は皮膚が少し盛り上がったような状態で、表面の皮膚の色は正常なことが多いのが特徴です。

粉瘤

中央に黒い点(開口部)が見られることがある

粉瘤では、しこりの中央部分に黒い点のようなものが見られることがあります。

これは「開口部」と呼ばれるもので、粉瘤の袋と皮膚表面がつながっている部分です。粉瘤を疑う特徴の一つですが、すべての粉瘤に見られるわけではありません。

粉瘤

炎症を起こすと赤みや痛みが現れる

粉瘤は普段は症状が少ないことが多いものの、細菌感染などをきっかけに炎症を起こすことがあります。

炎症を起こした粉瘤では、「赤く腫れる」「熱を持つ」「痛みが出る」などの症状がみられます。

粉瘤

押すと臭い内容物が出ることがある

粉瘤の袋の中には、古い角質などが蓄積しています。

そのため、内容物が排出されると独特のにおいを伴うことがあります。粉瘤に特徴的な所見の一つですが、無理に押し出したり潰したりすると炎症や感染を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

粉瘤と似ているできものとの違い

粉瘤は皮膚の下にしこりとして現れるため、ニキビや脂肪腫、毛嚢炎などの皮膚のできものと見間違われることがあります。しかし、見た目が似ていても原因や治療法は異なります。

ここでは、粉瘤と間違われやすい代表的なできものとの違いについて解説します。

ニキビとの違い

粉瘤とニキビは、どちらも皮膚の盛り上がりとして現れるため、見た目が似ていることがあります。

しかし、ニキビは毛穴の詰まりや皮脂の蓄積、炎症によって発生するのに対し、粉瘤は皮膚の下に袋状の構造(嚢胞)ができ、その中に古い角質などが蓄積することで生じます。

粉瘤では、皮膚の下にしこりとして触れることが多く、中央に黒い点(開口部)が見られる場合があります。また、同じ場所に長期間存在したり、徐々に大きくなったりすることも特徴です。

一方、ニキビは炎症の程度によって変化しやすく、改善と再発を繰り返すことがあります。

脂肪腫との違い

脂肪腫は、脂肪組織から発生する良性腫瘍です。

粉瘤と同様に皮膚の下にしこりとして触れますが、一般的に中央の開口部は見られません。また、脂肪腫は柔らかく弾力のあるしこりとして触れることが多く、ゆっくりと大きくなる傾向があります。

一方、粉瘤は内容物が詰まっているため、脂肪腫よりもやや硬く触れることが多いとされています。また、炎症を起こすと赤みや腫れ、痛みを伴うことがあります。

毛嚢炎やおできとの違い

毛嚢炎やおできは、毛穴や毛包に細菌感染が起こることで発症する皮膚の炎症です。おできは、毛嚢炎が進行して皮膚の深い部分まで炎症が及んだ状態を指します。

赤みや腫れ、痛み、膿などの症状がみられるため、炎症を起こした粉瘤と見た目が似ることがあります。しかし、粉瘤には皮膚の下に嚢胞(袋状の構造)が存在するという特徴があり、この点が大きな違いです。

粉瘤を放置するリスクと受診の目安

粉瘤が自然に消失することは基本的になく、内部に角質(ケラチン)などがたまることで、時間の経過とともに徐々に大きくなる傾向があります。大きくなると、衣類や下着との擦れによる刺激を受けやすくなり、違和感や圧迫感の原因となることがあります。

また、粉瘤に細菌感染が起こると、赤み・腫れ・熱感・強い痛みを伴う「炎症性粉瘤」を発症することがあります。炎症が進行すると、膿がたまって急激に腫れたり、痛みによって日常生活に支障をきたしたりする場合もあります。

さらに、炎症を繰り返すことで周囲の皮膚組織にダメージが及び、治療後の傷跡が目立ちやすくなる可能性があります。そのため、粉瘤が疑われるしこりを見つけた場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。

粉瘤は何科を受診すればよい?

粉瘤の治療は、形成外科や皮膚科が適切な診療科です。

形成外科は、体表の病変や外傷に対して外科的治療を行う診療科です。一方、皮膚科は皮膚の病気全般の診断・治療を専門としています。

粉瘤は形成外科での治療がおすすめ

傷跡にも配慮した治療を希望される場合は、形成外科の受診がおすすめです。

形成外科は、体表の病変や外傷に対して機能面だけでなく見た目にも配慮しながら治療を行う診療科です。粉瘤治療においても、再発の原因となる嚢胞を丁寧に摘出しながら、術後の傷跡ができるだけ目立たないよう配慮した治療を行います。

特に顔や首など、人目につきやすい部位の粉瘤では、形成外科での治療が推奨されます。

粉瘤の治療法

粉瘤は、内容物を排出するだけでは再発する可能性があるため、原因となる嚢胞ごと摘出する手術が基本となります。

多くの場合は局所麻酔による日帰り手術で対応可能で、主に「くり抜き法」と「切開法」の2つの術式が用いられます。

くり抜き法

皮膚に小さな穴を開け、内容物と嚢胞を取り出す方法です。

比較的小さな粉瘤や、炎症が落ち着いている粉瘤に適しており、切開範囲を小さく抑えられるため、術後の傷跡が目立ちにくい傾向があります。

切開法

皮膚を切開し、嚢胞を直接摘出する方法です。

粉瘤が大きい場合や、炎症によって周囲組織との癒着が強い場合などに選択されます。

なお、炎症が強く膿がたまっている場合には、まず切開して膿を排出する「切開排膿」を行い、炎症が落ち着いてから改めて摘出手術を行うことがあります。

粉瘤の見た目に関するよくある質問

粉瘤にはどのような見た目の特徴がありますか?

粉瘤は、皮膚の下にできるしこりとして現れることが多く、中央に黒い点のような開口部が見られる場合があります。

初期には皮膚の色とほとんど変わらないこともありますが、大きくなると盛り上がりが目立つようになります。また、炎症を起こすと赤みや腫れ、痛みを伴うことがあります。

粉瘤の中央にある黒い点は何ですか?

黒い点のように見える部分は「開口部」と呼ばれ、粉瘤の袋と皮膚表面がつながっている部分です。

粉瘤に特徴的な所見の一つですが、すべての粉瘤に見られるわけではありません。また、黒ニキビなど他の皮膚疾患でも似た見た目になることがあります。

粉瘤が赤く腫れている場合はどうしたらよいですか?

赤みや腫れ、痛みがある場合は、炎症性粉瘤を起こしている可能性があります。

放置すると症状が悪化することもあるため、形成外科などの医療機関を早めに受診しましょう。

粉瘤とニキビは見た目で見分けられますか?

粉瘤とニキビは見た目が似ていることがありますが、完全に見分けるのは難しい場合があります。

一般的に、粉瘤は皮膚の下にしこりとして触れることが多く、中央に黒い点(開口部)が見られることがあります。一方、ニキビは毛穴の炎症によって生じるため、赤みや膿を伴うことが多く、比較的短期間で変化する傾向があります。

ただし、炎症を起こした粉瘤はニキビとよく似た見た目になることもあるため、正確な診断には医師の診察が必要です。

見た目だけで粉瘤かどうか判断できますか?

見た目は粉瘤の可能性を把握する際の参考になりますが、見た目だけで正確に判断することは困難です。

粉瘤と似たできものには、ニキビ、脂肪腫、毛嚢炎などがあり、専門医による診察が必要です。しこりが大きくなっている場合や、赤み・痛みなどの症状がある場合は、医療機関へ相談することが大切です。

まとめ|粉瘤が疑われるしこりは早めに医療機関へ相談を

粉瘤は、皮膚の下にできるしこりや中央の黒い点(開口部)が特徴のできものです。しかし、ニキビや脂肪腫、毛嚢炎など見た目が似ている皮膚疾患も多く、自己判断で見分けることは容易ではありません。

また、粉瘤は自然に消失することが少なく、放置すると徐々に大きくなったり、炎症を起こして赤みや腫れ、痛みを伴ったりすることがあります。炎症を繰り返すことで、治療後に傷跡が残りやすくなる場合もあります。

気になるしこりがある場合や、赤み・痛み・腫れなどの症状がみられる場合は、早めに形成外科などの医療機関を受診し、適切な診断を受けることが大切です。

粉瘤の治療は当院までご相談ください

神奈川皮膚のできものと粉瘤クリニック 古林形成外科横浜院

神奈川県横浜市の「神奈川皮膚のできものと粉瘤クリニック 古林形成外科横浜院」では、粉瘤をはじめとした皮膚のできものに対し、日帰り手術による治療を行っています。

当院では、日本形成外科学会認定の形成外科専門医が診療を担当し、粉瘤の大きさや部位、炎症の有無などを確認したうえで、患者さま一人ひとりの状態に応じた治療を行っています。

粉瘤が疑われる症状や気になるしこりがある方は、当院までご相談ください。

この記事を書いた人

著者画像
神奈川皮膚のできものと粉瘤クリニック
院長 大峯 啓志

神奈川皮膚のできものと粉瘤クリニック 古林形成外科横浜院では、皮膚疾患を専門とする日本形成外科学会認定の形成外科専門医が診療を担当しています。当院では、粉瘤、脂肪腫、眼瞼下垂、耳垂裂などの疾患に対応した日帰り手術をはじめ、形成外科全般の診療を行っています。

神奈川皮膚のできものと粉瘤クリニック 古林形成外科横浜院では、皮膚疾患を専門とする日本形成外科学会認定の形成外科専門医が診療を担当しています。当院では、粉瘤、脂肪腫、眼瞼下垂、耳垂裂などの疾患に対応した日帰り手術をはじめ、形成外科全般の診療を行っています。

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