神奈川皮膚のできものと粉瘤クリニック古林形成外科横浜院

医療コラム

首の後ろにしこりができたら|考えられる病気と受診すべき診療科

粉瘤

神奈川県横浜市の「神奈川皮膚のできものと粉瘤クリニック 古林形成外科横浜院」です。当院では、日帰り手術による粉瘤の治療を行っています。

首の後ろにいつの間にかしこりができていることに気づき、不安を感じたことはありませんか。痛みがないため様子を見てよいのか、それとも早めに受診すべきなのか、判断に迷われる方も少なくありません。
首の後ろのしこりは、リンパ節の腫れや皮膚・皮下組織の良性疾患によって生じることが多い一方で、経過やしこりの性状によっては注意が必要な場合もあります。

この記事では、首の後ろにしこりができる主な原因をはじめ、考えられる病気の特徴、受診を検討すべき目安、適切な診療科について分かりやすく解説します。

首の後ろにしこりができるのはなぜ?

病気の原因

首の後ろにしこりができる原因は一つではありません。皮膚や皮下組織のトラブル、リンパ節の腫れなどが多く、まれではありますが悪性疾患が背景にある場合もあります。しこりの硬さや痛みの有無、大きさの変化、出現してからの期間によって、考えられる原因は異なります。

ここでは、首の後ろにしこりができる代表的な原因について解説します。

リンパ節の腫れ

首の後ろ、特に後頭部から後頸部にかけてはリンパ節が存在しています。風邪や扁桃炎、頭皮の炎症などが起こると、免疫反応の一環としてリンパ節が一時的に腫れることがあります。

  • 触ると軽い痛みを感じることがある
  • 弾力があり、指で押すと動く
  • 多くは数日から2週間程度で自然に小さくなる

このような特徴がみられる場合は、リンパ節の腫れによる可能性が高く、特別な治療を行わず経過観察となることが多いです。ただし、2週間以上腫れが続く場合や、徐々に大きくなる場合には、医療機関を受診することが勧められます。

粉瘤(アテローム)

粉瘤は、皮膚の下に袋状の構造ができ、その内部に皮脂や角質が溜まることで生じる良性の皮膚疾患です。首の後ろは皮脂腺が多く、粉瘤ができやすい部位のひとつとされています。

  • 皮膚のすぐ下に丸いしこりが触れる
  • 時間をかけてゆっくり大きくなる
  • 中央に黒い点が見えることがある
  • 炎症を起こすと赤く腫れ、強い痛みを伴う

粉瘤は自然に消失することはなく、根本的に治すためには袋ごと摘出する手術が必要となります。

脂肪腫

脂肪腫は、皮下脂肪が増殖してできる良性のしこりです。首の後ろにも発生することがあります。

  • やわらかい触感である
  • 痛みを伴わない
  • 皮膚の下でよく動く
  • 長期間にわたり大きさがほとんど変わらない

粉瘤同様に脂肪腫も自然に消失することはなく、治療が必要な場合は摘出手術が行われます。

皮膚・毛包の炎症

ニキビや毛嚢炎、虫刺されなどによって局所的な炎症が起こり、しこりとして触れることがあります。

  • 赤みや押したときの痛みがある
  • 比較的浅い位置にできる
  • 数日から1週間程度で自然に改善することが多い

多くは一時的な炎症ですが、腫れや痛みが強くなる場合や、なかなか改善しない場合には、早めに医療機関を受診することが大切です。

首の後ろのしこりと悪性疾患の可能性について

医師の診察

首の後ろにできるしこりの多くは良性の病変であり、過度に心配する必要はありません。実際には、リンパ節の腫れや皮膚・皮下組織の良性疾患が原因であることが大半です。ただし、頻度は高くないものの、悪性疾患が原因となる場合もあるため注意は必要です。

悪性疾患が疑われるケースでは、しこりの性状や経過に特徴がみられることがあります。例えば、しこりが硬く、周囲の組織と癒着しているように動きにくい場合や、押しても痛みをほとんど感じない場合があります。また、比較的短期間で大きくなってきたり、2週間以上経過しても小さくならない場合には、専門医による評価が必要になることがあります。

さらに、しこりそのものの変化だけでなく、全身症状を伴う場合にも注意が必要です。発熱が続く、意図しない体重減少がみられる、寝汗をかくといった症状が、しこりと同時に認められる場合には、悪性疾患の可能性を否定できないことがあります。これらの症状が必ずしも悪性疾患を意味するわけではありませんが、このような場合には、専門医による診断を受けることが重要です。

首の後ろのしこりは放置しても大丈夫?

粉瘤

リンパ節の腫れや軽度の炎症によるしこりは、数日から2週間程度で自然に小さくなることがあり、症状が改善していく場合には経過観察で問題ありません。

一方で、粉瘤や脂肪腫のように自然に消失しないしこりもあり、放置すると徐々に大きくなったり、炎症や痛みを引き起こしたりすることがあります。また、まれではありますが、悪性疾患が原因となるケースもあり、放置することで診断や治療が遅れてしまう可能性があります。

気になる変化がある場合には、自己判断で放置せず、早めに医療機関を受診することが重要です。

首の後ろのしこりは何科を受診する?

医師の診察

首の後ろにしこりを見つけた場合、「何科を受診すればよいのか分からない」と悩まれる方は少なくありません。しこりの原因によって適切な診療科は異なりますが、まずは原因を大きく分けて考えることが大切です。

皮膚のすぐ下にできているしこりで、粉瘤や脂肪腫が疑われる場合には、形成外科または皮膚科の受診が適しています。特に、粉瘤のように手術による摘出が必要となるケースや、見た目や傷跡にも配慮した治療を希望する場合には、形成外科への受診が推奨されます。

一方、しこりが皮膚よりも深い位置にあり、リンパ節の腫れが疑われる場合には、内科、または耳鼻咽喉科が受診先として適しています。

しこりが硬く、動きにくい、短期間で大きくなってきた、2週間以上経過しても改善しないといった場合には、頻度は高くありませんが、悪性疾患の可能性も念頭に置く必要があります。このようなケースでは、まずはかかりつけ医を受診し、必要に応じて専門医療機関へ紹介される流れが一般的です。

首のしこりに関するよくある質問(Q&A)

古林形成外科 横浜院

首のしこりが痛くない場合でも受診した方がよいですか?

痛みがないしこりであっても、受診が不要とは限りません。

脂肪腫や粉瘤などの良性疾患は、痛みを伴わないことが多く、長期間気付かれないまま経過することもあります。一方で、悪性疾患によるしこりも、初期には痛みを感じないことがあります。

しこりが徐々に大きくなっている場合や、2週間以上変化がない場合には、痛みの有無にかかわらず、一度医療機関で適切な診断を受けることが望ましいです。

首のしこりは自然に治ることがありますか?

原因によって異なります。風邪や炎症に伴うリンパ節の腫れや、軽度の皮膚炎によるしこりは、数日から2週間程度で自然に小さくなることがあります。一方で、粉瘤や脂肪腫のように袋状の構造や脂肪組織が原因となるしこりは、自然に消失することはなく、時間の経過とともに大きくなることがあります。

どのタイプか分からない場合には、経過を見過ぎず、医療機関で相談することが重要です。

首のしこりを押したり、揉んだりしても大丈夫ですか?

首のしこりを強く押したり、繰り返し揉んだりすることは勧められません。特に粉瘤の場合、刺激を加えることで炎症が起こり、赤く腫れて強い痛みを伴う状態になることがあります。また、リンパ節の腫れであっても、過度な刺激は回復を遅らせる可能性があります。

しこりを見つけた際は、無理に触らず、気になる場合は早めに医療機関で相談することが重要です。

首のしこりが急に大きくなった場合はどうすればよいですか?

短期間で急に大きくなったしこりは、炎症の悪化や感染、まれに注意が必要な病変が関与している可能性があります。

痛みや赤み、発熱を伴う場合には、早めの受診が必要です。また、痛みがなくても急速に増大する場合には、自己判断で様子を見るのではなく、医療機関で正確な診断を受けることが推奨されます。

首のしこりはどのくらいの期間で受診を判断すればよいですか?

一般的な目安として、2週間以上経過してもしこりが小さくならない場合や、徐々に大きくなっている場合には、受診を検討するとよいとされます。

また、硬くて動きにくい、形がいびつ、全身症状を伴うといった場合には、早めの受診が重要です。

首の後ろの粉瘤・脂肪腫の治療は当院までご相談ください

神奈川皮膚のできものと粉瘤クリニック 古林形成外科横浜院

神奈川県横浜市の「神奈川皮膚のできものと粉瘤クリニック 古林形成外科横浜院」では、粉瘤や脂肪腫の治療を日帰り手術で行っています。

首の後ろは皮膚の張りが強く、しこりが目立ちやすい部位であるため、治療にあたっては正確な診断に加え、見た目や傷跡への配慮が欠かせません。当院では、皮下腫瘍を専門とする日本形成外科学会の形成外科医が診療を担当し、しこりの大きさや深さ、位置、周囲組織との関係を丁寧に評価したうえで、患者さま一人ひとりに適した治療方針をご提案しています。

首の後ろのしこりが気になる方や、粉瘤・脂肪腫が疑われる方は、当院までご相談ください。

この記事を書いた人

著者画像
神奈川皮膚のできものと粉瘤クリニック
院長 大峯 啓志

神奈川皮膚のできものと粉瘤クリニック 古林形成外科横浜院では、皮膚疾患を専門とする日本形成外科学会認定の形成外科専門医が診療を担当しています。当院では、粉瘤、脂肪腫、眼瞼下垂、耳垂裂などの疾患に対応した日帰り手術をはじめ、形成外科全般の診療を行っています。

神奈川皮膚のできものと粉瘤クリニック 古林形成外科横浜院では、皮膚疾患を専門とする日本形成外科学会認定の形成外科専門医が診療を担当しています。当院では、粉瘤、脂肪腫、眼瞼下垂、耳垂裂などの疾患に対応した日帰り手術をはじめ、形成外科全般の診療を行っています。

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